390: 名無しさん@どーでもいいことだが。 2006/04/25(火) 00:08:59 ID:mAowMcj8
和むか分からないけど、この季節になると思い出す。 

昔コンビニでバイトしてたんだけど、その時の常連のおばちゃん。 
いつも煙草を買いに来るおばちゃんで、いつも笑顔で挨拶してくれる方だった。 
いつもたわいも無い会話とかして、仲良くなって、煙草を買うたびにオマケでライターとかつけてたんだ。 

丁度この季節、桜が咲いた頃に「大学入学決まったんですよー」と言ったら、 
自分の事の様に喜んでくれて、「よかったねー!いつも仏様にお祈りしてたんだよー!」と言ってくれた。 
んで、次に店に来たときに、小さなぽち袋をくれた。中には五千円と健康祈願のお守り。 


引用元: あなたの心がなごむとき〜第29章






そんな頂けないですよ!と断ろうと思ったら、「いいから貰って、私の気持ちだから」と笑顔で私の制服のムネポケットに押し込んでくれた。

それ以来、偶に「もらい物だけど、私だけじゃあ終わらないから」と、季節の果物やお酒をお土産に持ってきてくれるようになった。

ある日、「いつもすいません」って言ったら
「いいのよー。私ね、子どもも出来なくて、旦那も亡くなっちゃって、あんまりにも寂しくてタヒのうかとも思ったの。
縁があってお寺さんで働かせてもらってるんだけど、それでも始めは気が晴れなくてね。
でも、あなたの笑顔見てると元気が出てきてね。もし子どもが生まれてたら、あなたぐらいの年になってただろうと思って。
これは感謝の気持ちだから!」
って、手を握ってくれた。

それを聞いたとき、思わず泣いてしまった。
自分の接客で、こんなにも喜んでくれる人が居るって言う事、
そして、それで元気になってくれる人が居るという事。
それがきっかけで、接客業に凄い喜びを感じるようになった。

もうバイトはやめてしまったけど、今でもそのお守りは大切にしてる。

おばちゃん、私は元気でやってるよ。
おばちゃんも、健やかであると祈ってるよ。

391: 名無しさん@どーでもいいことだが。 2006/04/25(火) 00:20:54 ID:R3CoKs2M
和みじゃないな。

すでに輝きだ。
がんばれよ。