1: 名無しの目撃女  2014/07/20(金) 22:30:00 
高校の時の話。
同じクラスに厨二子という、仮名の通り厨二くさくてメンヘラ気質の構ってちゃんがいた。
いつも「あー、マジで人生辛い。今日死ぬかもー」「食べ物見ると気持ち悪くなる。拒食症じゃね?あたしの命日は今日になるかなー」みたいなことを毎日のように言っていて、クラスの人だけでなく学年全体から煙たがられてた。

しかし一人だけ、厨二子といつも一緒にいてあげる子がいた。
仮に優子とする。優子は仮名の通り優しい子でみんなから人気者。
クラスの人たちがみんな、「優子、なんであんなのといるんだろう」と思っていたが、まあ優子の性格じゃなーって感じでちょっと心境は複雑だった。


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厨二子は自分の狂言?に反応して構ってくれる子ができて大喜び。
優子が接する前よりも調子に乗って、もっとメンヘラ病み病みな発言を繰り返すようになった。
(例:「今からここでリスカしたら、みんなあたしのこと心配してくれるかな?(悲劇のヒロイン演じてる風だが顔がwktkしてて構ってちゃん丸出し)」
「明日辺り、屋上から飛び降りる計画立ててるんだよねー(いい笑顔で)」) もうクラスのみんながドン引き。

それでも優子はいつも厨二子のそばにいて、狂言にいちいち心配していた。


そんなある日、優子が突然学校を早退。なんでも、家から急な呼び出しがかかったそうな。
優子がいなくなり構ってくれる人がいなくなった厨二子は不機嫌になり、いつにもましてクラスのみんな(私を含む)にメンヘラ病み病み狂言をべらべらべらべら話す。
クラス中が、優子はやく帰ってきてー!って心の声で叫んでいた。

しかし結局、優子は3日も学校を休み、不機嫌な厨二子のせいでクラス中のみんなが許容量を超えたストレスを抱えることとなった。


そして優子が学校に来た日。厨二子は喜々として優子のところに行って狂言を喋りまくり。
クラス中が、優子には悪いが一安心した。 が、どうも優子の様子がおかしい。
いつもならすぐに、そんなこと言わないで!と言って厨二子をなだめるのに、その日は席に座って俯いたままだった。

クラスのみんなは異変に気付いたみたいだったが厨二子はそんなのお構いなし。さらにさらに続ける。
そして、「あー死にたい。死のうかなー。今日放課後何もないしー。川にでも行って溺れ死とかー。授業中に死に方考えて今日死のっと」と言った瞬間、事態は急変した。

優子が突然、机をバンッ!!と叩いて立ち上がり、

「じゃあ死ねばいいじゃない!!!!」

と叫んだ。
厨二子はポカーン。私たちクラスメイトもポカーン。いつもの温厚で優しい優子ではなかった。


優子はしばらくした後わんわん泣き出して、
「なんでアンタみたいなのが生きてんだよおおおお!!お父さんじゃなくてアンタが死ねばよかったのにいいいいいい!!なんでよおおおおおおおお!!おとうさあああああああああん!!と再び叫んだ。
そして私たちは優子が休んでいた理由を悟ってしまった。

これは後から聞いた話なんだけど、優子が早退した日、優子の親から「主人が交通事故にあった。
娘を早退させて欲しい」と学校に連絡があったそうだ。 優子は連絡を受けて学校を飛び出し、最寄りまで走って電車を乗り継ぎ急いで病院に向かったが、その時にはもう優子のお父さんは安らかに眠っていらっしゃったそうだ。

それから2日ほど精神不安定で学校を休んでいたが、厨二子のことでみんなに迷惑かけるわけにもいかないから、とまだ不安定な状態なのに無理やり学校に来たという。
ここで初めてわかったことだが、優子はみんなが厨二子に迷惑しているとわかっていて、さらに優子自身も厨二子をあまり良く思っていなかった。これを聞いてクラス中が泣いた。


不安定な状態で厨二子の言葉を聞いても耐えようと思ったらしいが、
「状況が状況で無理だった、今まで思ってたこと全部言っちゃった」と言っていたところをみると、
優子は前々から厨二子に対して「死ぬ死ぬ言ってるくらいなら死ねばいいのに、何の罪もない人じゃなくてアンタが死ね」と思っていたようで、これまたクラス中が泣いた。

厨二子もさすがに自分がなにをしたのかを理解したようで「ごめん……」と謝っていたけど、優子に「謝るくらいなら最初からイタい発言するな!!」と涙ながらに怒鳴り返され、優子は来たばかりなのにスクバをひっつかんで学校を出て行った。


厨二子はクラス中から鋭い視線を向けられて、本気で言ったわけじゃない分今までの自分の発言がどんなに軽率だったかを思い知ったらしく、クラスのみんなにも謝っていた。
翌週、優子が学校に来ると(その日は金曜だった)、優子が帰ったあとなにがあったかをみんなで教えた。厨二子が改心したこと、これからクラスで優子の心のケアをすること、「死ぬ」がクラスで禁句になったこと(暑くて死にそー、とかもだめ。この場合は「死にそー」じゃなくて「干からびそー」などにする)。
それを話すと、優子は困ったような笑顔を浮かべて「ありがとう」とだけ言った。


それから1年間終わるまでの間、私たちのクラスはネガティブな言葉があまり出ない、学年で1番仲の良いクラスになった。気づけば厨二子も普通の子になっていて、いつの間にかクラスに溶け込んでいた。 今、厨二子がいなかったら私たちはこんなに仲良くならなかったと思う。
今でも当時のこのクラス全員で同窓会とかするけど、その度にお酒飲んで酔った優子が、「ウチらの仲の良さはお父さんからの贈り物なのかなー?お父さんありがとー!!愛してるぜー!!」と上を向いて叫びまくる。

みんなも同じことを思っているのか、最終的にみんなで上を向いてお父さん愛してるコールをしまくる。
もちろん大声で(笑)厨二子もやってるよ(笑) でも本当にそんな感じがする。私からすれば厨二子も仲の良さには一役買ってると思うんだが(笑)

長々と失礼しました。
最後に、お父さんも厨二子も愛してるぜー!!(大声)

2: 名無しの管理人  2014/07/20(金) 22:30:00 


引用元: 今までにあった最大の修羅場 £44



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