643: 恋人は名無しさん 2001/08/22(水) 23:00
とある 友人女性A の話ですが 

Aは大学を卒業してすぐに就職先が決まりました 
就職先に勤めるのは一ヶ月ほど先だったので 
Aはその会社のお店(幾つかお店を持つ会社でした) 
で一ヶ月だけのアルバイトをすることにしました。 
それがこの後の不幸のはじまりだったのです。 

Aはそのお店に勤める社員、Mとであいました 
Mはすごく面白くて、やさしい人で、周りの人にも 
信頼があり、ひときわカッコイイのでAはMにどんどん 
惹かれていったのです。




644: 643 2001/08/22(水) 23:09
当然Mは周りの女性にもてます
が、当時Aはまだ若くて恋愛経験もそこそこだったので
周りの人たちや、ほかの女性のウワサがあっても
まったく聞き入れなかったのです。

アルバイトを始めて1週間もしたころ
仕事が終わって後始末をしていたAに
Mが近寄ってきて言いました
「このあと海を一緒に見に行かない?」

AはすでにMにとても惹かれるものを感じて
いたので即OKと答えました。

648: 643 2001/08/22(水) 23:22
二人は仕事を終えて午後5時ごろお店を出て
海へと向かいました。

車の中でMはいろいろな面白い話をしたり
好きな音楽や映画の話をしたりと話題が尽きなく
グイグイとAの気持ちを引き込みます

そして海についてから海辺でロマンチックなムード
一杯になったところでMが言いました。
「今日はどうする?」
Aはもちろんその日のうちに帰るのだと思って
いたのでびっくりして言いました
「え、・・・?」
もちろんその言葉の裏にはこのままホテルに
行こうとするMの考えにすぐ気がつきますが
(二人で海ってとこでこうなるのは当然でしょう
ってことに当時のAは気がつきません)

ストレートで通じる相手ではないと
いち早く察知したMは言い方を変えてさらに言いました
「ここの景色は早朝がすごくいいんだ
このまま、車の中で朝日を見よう」といい
Aは素直に信じました。

649: 恋人は名無しさん 2001/08/22(水) 23:26
ふむふむ

655: 643 2001/08/22(水) 23:31
Mは車のなかでまた趣味の話をしばらくして
「ちょっと眠くなったので寝るね」
といって小一時間ほど寝始めました。

そんな様子を見てAも寝ようと思ったとき
Mは眠そうに起き上がり
「ごめん、やっぱりここで寝ると体が痛い、
そこのホテルに行ってもいいかな?
べつに、何しようってわけじゃないから」
(普通はここでわかると思うけど・・・)
Aは、Mが信頼のおける人だと信じてホテルに
行ってしまいます。

もちろんタダで終わるわけもなく
まんまとだまされて(?)やってしまいました。

帰り際にMはいいます
「ずっと君(Aのこと)のこと気になってたんだ
付き合ってくれないか?」
もちろんAはOKしました。
Aはいきなりやってしまったことに少し罪悪感を
感じていましたが、付き合う気ならなにも心配は
ないと思ったのです。

しかし、翌日のバイトで・・・

661: 643 2001/08/22(水) 23:38
Aは更衣室でアルバイト用の制服に着替えていると
少し離れていたところでほかのアルバイトの子の
話が聞こえてきました
「ねえ、Mさんってさすごく面白いよね~」
「うんうん、Mさんかっこいいしね」

Aはちょっと昨夜のことを思い出して心の中で
もうMさんと付き合うことになったんだ
と自慢したい気持ちで一杯でした
しかし、次の会話で・・・

「でもさ、Mさんって知ってる?
女の子と見れば誰でもかまわず、手出すんだってね(笑)」
「あ~~、知ってる、知ってる!でさ、手口がいつも
一緒なんだよね~」
「そうそう、一緒に海を見に行かない?  でしょ?」

一同大爆笑

Aはこの瞬間凍りついた・・・・

662: 恋人は名無しさん 2001/08/22(水) 23:40
Aが純情なだけに可哀想。

664: 恋人は名無しさん 2001/08/22(水) 23:41
そりゃ凍りつくわ~。かわいそう…

670: 643 2001/08/22(水) 23:44
みなさんスローペースでごめんなさいね書くのが
遅くって・・・・


うそ!だまされた?!!!
Aはろくに仕事も手につかず、仕事が終わって
すぐにMを呼び出した。

A「みんなにそう言ってるの?」

昨日の今日のことなのでAは頭が混乱して
何をいったらいいのかわかりません

M「違うよ、あれはみんなで行こうって意味で
言ったんだよ」
なんの悪びれもない表情。
Aはその顔を見て安心はしましたが、一抹の不安
が心の隅に残ったのです。

そして、その不安は現実のものとなりました。

AとMは順調に交際を続けているように
見えましたが、その裏では・・・・

677: 643 2001/08/22(水) 23:53
Mはいつも会社の人と飲みに行くといっては
毎晩のように連絡が取れなくなる
Mの携帯にはいつもしきりに電話、メールが入る
Mの家に遊びに行く(Mは一人暮しだった)と
女性の字で手紙が届く、メールが届くなど
常に女性の影がチラチラとしているのです

そしてAにはいつも同じセリフ
「会社の人だよ」
「絶対に何も心配することはない」

Aは惚れた弱みでしょうか
その言葉を信じるしかありません。

しかしある日アルバイトをしているときに
同じアルバイトをしている女性がAに
近寄ってきて言いました。(仮にB子とします)

B子「ねえ、ちょっと話しがありんだけど」
A「え?」
B子「じつは・・・昨日Mさんと海に誘われて
・・・・・・・・」
その先をB子は話しませんでした。
もちろん想像通りのことがあったのはB子の
表情でわかりました。

680: 恋人は名無しさん 2001/08/22(水) 23:55
最低すぎM!!(゚Д゚)ゴルァ!!

686: 643 2001/08/23(木) 00:06
リロードが重い・・・・・



話はそれで終わりませんでした

B子「あのね、じつはここ2ヶ月くらいで
同じことをされた子がほかに2人いるみたいなんだ」
Aは世界がひっくり返ったのかと思うほどの
めまいに襲われました。
2ヶ月って・・・・私と海に行ったときと
同じ時期に?!!


日にちを確認すると
すべて「会社の人」と飲みに行ったと言っていた日でした。

ここまでわかればもう疑う余地もありません
Aはその日すぐにMを問い詰めます。

しかしMは
「そんなのはウワサだ!そんなこと絶対にない!!」
の一点張りです。

さらに追い討ちをかけるように
(お約束みたいだね・・・・・・)
Aは妊娠していたのです。

692: 643 2001/08/23(木) 00:17
AはMにすぐ事実を言いましたが
Mの返事は
「おろしてほしい・・・・・」

Aは泣き崩れ、そのまま家に引き返して
自分のおろかさを呪いました。

しかし、Aはどうしても産みたかったので
翌日Mに会いに行き懇願します
「どうしても産みたいの!お願い・・・」
Mは黙っています

とそのとき
Mの家のチャイムがなりました
間の悪い時だと思いながらMがドアへ向かった
「Mく~ん、私だよ~」
甘ったるい女性の声がしてそう言いました
Mは始めてAの前で青ざめた顔を見せた。
A「だれ?」
M「いや、と、友達だよ・・・・・」
見たことのない別の女性でした
「あれ~?、誰か来てるの?
旅行の話しようと思ったんだけど~」
M「あ、いやそれはまた今度!!」
女性を無理やり外手に追い出して
ドアを閉め、女性に話す声も聞こえてきます
M「ごめん、ちょっといま親がきてるんだ
たてこんでてさ、あとで電話するよ」
「あ、そうか~、わかった。じゃ後で電話
してね~~(ちゅっ)」

全部聞こえています・・・・・・

704: 643 2001/08/23(木) 00:33
ふつうならここで終わりですよね?
Aはおろかな女でした。

そんな話を聞いていたにもかかわらず
まだMの言葉を信じると言うのです。

M「あれは、同期の仲間で今度みんなで
旅行行こうって話してて・・・・」
A「・・・・・わかった、それは今はいい。」

産みたいを繰り返すAにMは話題をそらすだけ
です。AはMに説得され中絶することになりました。

そしてAはその時期から、自分の精神状態に異常を
感じていました。「気がついたら一人で包丁を持って
立っていることがあるの・・・・・・」

どうしてそこまでして付き合いたいのか?
周りの友人は問いますが
A「あなただってわかるでしょう?
その人が本当に好きだって思ってるのに
どうして別れられるの?!他に女性がいたって、
だからって、嫌いになんかなれない!・・・・」
そう言って涙をボタボタと落としている姿を
ただ無言で見守るだけです。

712: 643 2001/08/23(木) 00:43
そう言っていた彼女はMと4年半付き合いました

そして、その4年半の後に話した内容は・・・・
Mはあれから4年間数多くの女性と付き合ってきたこと。
数えきれないそうです。(わかっているだけでも20人以上)
2回目の中絶をしたこと、その妊娠のときは
Mが「産んでいいよ、結婚しよう」といったにもかかわらず
4ヶ月半目(中絶できるぎりぎりの日数)でやっぱり
結婚できない、おろしてくれと言われたこと。
関係のあった女性のうち一人は大親友であったこと
もちろんその親友とは関係が切れてしまった。

そして
そこまで耐えて別れた理由は?

A「このまえMが一人で旅行行くって言ってたでしょ?
あのとき帰ってきてお土産って出したものが
間違えて・・・・・一緒に行った(であろう)女性の
肌着を出したの!(笑)」

えええええ!!!!!マジデ!!!!
A「だからその肌着を引っつかんで、Mを縛って
蹴りを30回くらいしてそのまま出てきちゃった!エヘっ!」
Aは笑顔で話ています。
A「Mの顔が傑作だったよ~、肌着出したときさ、
すっごい青ざめてものすごくあせってて・・・・」

そしてAは泣きながら続けた

A「これで終われるねって・・・・・そう言って・・・」

その後は言葉になってなかったです・・・・
そして二人でずっと泣いた


今、Aは別の素敵な彼氏を見つけて幸せそうです
・・・・・・



最後になりましたが
お付き合い頂いてありがとうございました。

あれ、修羅場じゃない?


(おわり)

713: 恋人は名無しさん 2001/08/23(木) 00:46
A、いろんな意味でかわいそう。

715: 恋人は名無しさん 2001/08/23(木) 00:49
その男の行く末が知りたい
地獄へ堕ちていって欲しい

716: 恋人は名無しさん 2001/08/23(木) 00:49
Aさん!幸せになってね!!
Mは逝ってよし。

720: 643 2001/08/23(木) 00:52
Aは友人です
実は横で一緒に見ながら
書いてるんですよ(笑

本人に聞きながら書いてるので
文章が客観的じゃないかな

Aは恥ずかしがってますが
みなさんの声をきいて
嬉泣きしてますよ(笑

722: 恋人は名無しさん 2001/08/23(木) 00:54
643さんお疲れ様・・・
すごい話でした
私の友人も似たような恋愛したことあります・・・っつーても半年で3人とか別の恋人が部屋にきたとかそういうのだけど
四年半はきっついなぁ・・・・

723: 恋人は名無しさん 2001/08/23(木) 00:54
Aさんが幸せになれることを願ってます!
これから頑張ってくださいね!!

732: 恋人は名無しさん 2001/08/23(木) 01:09
Aさん、もっと前に気付いてれば・・・
でも今からお幸せに。

733: 恋人は名無しさん 2001/08/23(木) 01:10
四年半は長いッス・・・。



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