682: 1/3 2009/09/07(月) 01:35:35 ID:Tu+hUNOn0
私は部外者なんだけど、部外者が騒動を大きくしてしまった話。 

私   そこそこ大きな会社の、小さな営業所勤めのOL。支社採用。 
友美  私の友達。だめんず。一人暮らし。 
彼男  友美の彼氏。 
本命  友美の彼氏が当時口説いていた子。 
先輩  私と同じ営業所勤め。本社採用のエリート。 
彼女  先輩の彼女。 




友美はだめんずうぉーかー。仕事ができて顔が良くて、女にだらしない男が好き。
大抵、最初は熱烈に口説かれるんだけど、半年位すると男が別の女性を口説いてる、というパターン。

その友美から「飲まないか」と連絡があった。なんとなく、いつものパターンに
なりかかっているのを本人は気づいてて、でも認めたくないんだろうな、という雰囲気。
飲んで愚痴を言うわけではないし、私も友美と飲むのは好きなので「久しぶりだから朝まで飲むか」ということになった。

12時頃まで居酒屋で飲んでいて、そこからタクシーで友美宅へ。
途中でお酒やつまみも買って、一方通行の関係でアパートから少し離れたところで降りて歩いた。

駐車場で、友美の部屋に灯りがついていて
「あ、彼男が来てるんだ」と、友美がちょっと嬉しそうに言った。
「もしかしなくても邪魔?」とは思ったけど、荷物はあるしタクシーは帰っちゃったし、
友美も「帰れ」とは言わないから「彼男と面識もあるしいいか」と友美の後について部屋へ。
そしたら、ベッドに彼男と別の女がいた。

683: 2/3 2009/09/07(月) 01:37:22 ID:Tu+hUNOn0
二人はいちゃいちゃしてる。友美と私に気がついても動じてない。むしろ見せ付けてる感じ。
しかも「酒買ってきた? さんきゅ」みたいに言って、彼男は友美が持ってたお酒飲み始めるし。

友美は友美で、だめんずらしく二人を追い出す気概もなく、しくしく泣いてるし。
「私何やってるんだ? 何が起こってるんだ?」とベッドの上で堂々といちゃついてる二人を見てた。
どうも彼男は「友美はこんなことされてもまだ俺のことが好きなんだよ」ということを自慢(?)したいらしい。

彼男が最低なのはもちろんだけど、女の方もどうなのよ、と思って見ていたら、
女の方に見覚えがあるような気がしてきた。
よくよく考えると、先輩の彼女のような気がする。


私が勤めているのは小さな営業所で、営業所長が昔気質というか
「社員は家族だ」みたいな感じで、家に招いてくれたり、家族ぐるみで参加する行事とかがあった。
ほんの一週間ほど前、その宴会に先輩が連れてきた人だと思う。
そういう集まりに連れて来るんだから、結婚前提だと思う。
たぶん素面だったら、そこで先輩に電話はしなかったと思う。

会ったときとあまりに雰囲気が違って、当人だという自信はなかった。
ただ酔っていたし、いちゃつく二人にも、泣いてるだけの友美にも腹が立っていたし、で隠れて先輩に電話した。

何度か電話して、寝ていた先輩が電話に出てくれた。
「先輩の彼女が浮気してます。とにかく見に来てください」とか言ったと思う。
でも、後日聞いたところによると先輩は
「私が浮気してそれがばれた、もしくは彼が浮気して修羅場になった。助けに来てくれ」と理解したらしい。
「行きたくなかったけど、無視したら後で刺されそうな迫力だった」と言われた。

685: 3/3 2009/09/07(月) 01:40:08 ID:Tu+hUNOn0
小一時間で先輩が到着。大当たりだった。顔面蒼白な先輩と彼女。
彼男が、ちょっとだけ「やばいかも」って表情になった。

しばらく話していて、彼女の怒りが彼男に向かった。
「あんただって本命ちゃんに知られたくないでしょ!教えてあげるわよ!」とか何とか叫んで彼男の携帯を使おうとする彼女。

彼男は阻止しようとしたんだけど、先輩が邪魔をした。
彼女がどこかに電話して「彼男さんのことで話があるから来て下さい」とか言ってた。
途中で友美に「ここどこ!?」と切れ気味に聞いて、友美が「□□町○○番地」とか答えてた。


さらに小一時間ほどして、本命が兄に伴われて到着。
なぜか私がアパートの近くまで迎えに行った。
物凄く冷たい目で見られて慌てて謝った。
「話すことはありません」とか言うのを、宥めるようにして部屋まで来てもらった。

部屋に入って、大勢いたことに驚いたと思う。
彼女と彼男の話によると「二人は友達」で「今回のことは友美があまりにしつこいから嫌われるためにいちゃつくふりをしていただけだ」ということだった。

それが本当かどうかはともかく、先輩と本命は「嫌われるにしたって、
こんな手段を選ぶ人間と付き合えない」というようなことを言っていた。
最終的に、先輩対彼女、彼男対本命+兄みたいになって、私どころか友美も部外者扱い。
本命と兄が彼男の携帯から連絡先を消してた。


ぐだぐだ話して、明け方それぞれ帰って行った。
彼男は「最低。こんなとこ二度と来ない」とか何とか言って、
友美の部屋の鍵を放って行った。

その後、先輩は彼女と別れた。詳しいことは知らないけど
「結婚前に分かって良かったんじゃないかな」と言ってくれた。
あれから数年、友美は相変わらず元気にだめんずをやっている。

686: 恋人は名無しさん 2009/09/07(月) 01:48:31 ID:uVKs60Um0

しかし、面の皮厚いなー
写真撮りまくってやればよかったのに。
喜ばせるだけかも知れんが。

引用元: ◇修羅場◇part81



●「鬼女はみた」な体験談募集中!詳しくはコチラ!!●